企業様へ赴き出張整体をさせていただく中で、日々のデスクワークによる肩や腰の痛みが長引いていたり、一旦良くなっていたのに再度悪化したりといったお悩みを耳にすることがあります。
現場でそのような社員様にお話を伺うと、意外と多いのが「良かれと思ってやっているセルフケアの誤った認識」が原因で、不調を長引かせてしまっているケースです。
例えば、「硬いから」と良かれと思ってぐいぐい伸ばしていたストレッチが、かえって肩や股関節の痛みを長引かせる原因になっていたり、過度なストレッチがきっかけで強い痛みや身体の強張りが出てしまったというケースも少なくありません。
今回は、その意外な理由と、ビジネスパーソンがオフィスや日常で実践しやすい「痛みを予防する正しい体の使い方」についてご紹介させていただきます。

まず結論からお伝えすると、「そもそも筋肉は、無理にストレッチで伸ばして柔らかくなるわけではない」ということです。痛みを感じるほど無理に伸ばすと、体が防御反応で緊張してしまうことがあります。
私たちの筋肉には、急激に伸ばされたときに「縮もうとする(身を守ろうとする)センサー(筋紡錘)」が備わっています。そのため、硬いからといって無理にぐい〜っとストレッチをしてしまうと、かえって筋肉が収縮して固くなる反応を引き起こしてしまいます。心地よい範囲でゆっくり行うことが大切です。
また、「痛いくらいが効いている証拠」と思われがちですが、強い痛みは体からの警告のサインです。肩や股関節に痛みがあるときは、その部位に炎症が起きている場合もあり、炎症を起こしている状態で無理に引っ張ると、さらに炎症を悪化させ、痛みが長引くという悪循環に陥ってしまいます。
では、痛いときはどうすれば良いかと言うと、基本的には「炎症による痛みの場合は、まず無理に動かさず安静にして様子を見る」ことが大切です。
ただし、全く動かさないままでいると、今度は血流が悪くなり、体全体がさらに固まりやすくなってしまいます。そのため、痛みのない範囲で優しく肩や股関節を動かす程度にしておくのは問題ありません。
ここで大切なのは、「痛い=効いている」という思い込みをリセットし、「痛い=炎症が強くなっている」「痛い=やり過ぎて体に負担をかけている」という認識にアップデートすることです。
痛みが落ち着いてきた段階や、そもそも痛みを出さないための予防として大切なのが「日常の身体の使い方」です。 企業で多くのビジネスパーソンを拝見していると、日々の姿勢や動作のクセが痛みの引き金になっていることが多くあります。
例えば、
車から物を取るとき、つい腕や顔を先に出しがちですが、身体のコアの部分となる「体幹」を主動に使うのがおすすめです。具体的には、胸が先に後ろを向き、それに連れられて腕や顔が動くような、体幹から末端への連動のある動きをすることで肩や首の負担は大きく軽減されます。
また、長時間のデスクワーク後の股関節や腰の負担は、座り姿勢の時点での骨格の不安定さや、立ち上がる際の頭の位置の安定感が深く関係しています。例えば、座り姿勢で骨盤が後ろに倒れて股関節に負担がかかっている可能性もあります。起き上がる際には、頭の位置をしっかり土踏まずの上に乗せてから立ち上がるだけで、安定感が出て驚くほど楽に動ける実感が出たりします。
こうした日常の動作を見直し、体幹を優先的に使う意識を持ったり、座り姿勢時の骨格のバランスを整えたりすることが、痛みの出ない疲れにくい体づくり(予防)に結びつきます。
ぜひ、普段の何気ないデスクワーク時のご自分の姿勢はどうか?確認してみてください。
ご参考になれば幸いです。
Ardi+(アルディプラス)では、こうした個別の身体の特性や適切なセルフケアをされているか、など寄り添いながら、企業様の会議室やバックヤードに出張しての施術やアドバイスを行っています。
「自分でケアしているつもりなのに、なかなか肩や腰の重さが取れない」 「社員が慢性的な不調を抱えたまま仕事をしているようだ」
そんなお悩みをお持ちの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。 一人ひとりの状態に合わせたやさしい手技と、日常で活かせる正しい体の使い方を通じて、社員の皆様がイキイキと働ける環境づくりをサポートいたします。
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